尼崎で発砲、2人重傷 暴力団同士の抗争か 1人は神戸山口組系の組員(3日)共同
3日午前11時半すぎ、兵庫県尼崎市稲葉元町2のコンビニエンスストア付近の路上で、通行人から「発砲音がして人が倒れている」と110番があった。兵庫県警尼崎南署や捜査関係者によると、暴力団関係者とみられる男性ら2人が脚や手に重傷を負い、現場から男2人が逃走。県警暴力団対策課は、暴力団同士の抗争の可能性もあるとみて同日、殺人未遂容疑で同署に捜査本部を設置した。
県警によると、撃たれた1人は特定抗争指定暴力団神戸山口組(神戸市中央区)系組員(61)=尼崎市。捜査関係者によると、もう1人の男性も同組関係者とみられる。
県警によると、組員らは男2人に声を掛けられた後、拳銃で撃たれた。銃弾は組員の手と、男性の脚に命中した。2人とも意識はあり、命に別条はないという。
男2人はいずれも40代ぐらいで、付近に駐車していたワンボックスタイプの車で逃走したといい、県警は緊急配備して2人の行方を追っている。凶器の拳銃は見つかっていないという。
現場はJR立花駅の西約1キロの住宅街。現場近くに住む60代男性は「パーン、パーンと高い音が2回聞こえた。コンビニには客もいたし、流れ弾が当たってもおかしくなかった」。近くの40代女性は「まさかこんなところで発砲があるなんて。怖いけど、気を付けようがない」と不安げな様子で語った。
県警は4日朝から現場近くの通学路に警察官を配置したり、パトカーを巡回させたりして警戒に当たる。
■ 尼崎市では昨年11月にも、神戸山口組幹部が、対立する山口組の元組員の男に自動小銃で射殺される事件が発生している。尼崎市には神戸山口組から分裂した指定暴力団絆会の本拠地もあることから、県警は三つの暴力団の敵対関係と事件との関連を調べる。
県内で暴力団員が関係する銃撃事件が起きるのは約1年ぶり。山口組と神戸山口組との抗争激化を受け、兵庫などの公安委員会は今年1月、両団体を特定抗争指定暴力団に指定し、神戸市や尼崎市などの「警戒区域」で両組の組員たちの活動を厳しく制限している。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202011/0013836607.shtml
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