警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安（５、６日　単位・レベル）
認知件数減って検挙が増加
【治安うんちく】
　国民的な犯罪となってしまった特殊詐欺―認知件数が減少傾向を示しているのに対して検挙件数が増加している。単なる詐欺でなく窃盗が絡んだ手口や現金所有を確認するアポ電など巧妙化が進んでいるように見えても取締はそれ以上に進んでいる証だ。
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　警察庁によると令和２年８月現在の特殊詐欺の認知件数は９０３４件で前年同期に比べて１９０１件の減少。被害額も１７３億８９１５万００８７円で同３５億１２３０万９３９５円と大幅に減っている。
　これに対して検挙件数は４６２２件で同７２６件も増加している。
　時代とともに変わったなぁと思えるのがオレオレ詐欺。１０数年前までは主役だったが、年々減少し、今年は前年より３２２５件も減り１３８３件。被害額も前年より３９億0２９８万４５４６円も激減している。
　勿論、架空請求詐欺も１１０５件で前年より１２６０件と半減している。還付金詐欺は５８２件減の１０４８件になるなど全体的には減少傾向にあるのだが、数字こそ少ないもののギャンブル詐欺は前年の２２件が今年は７１件になり３倍も増えている。
　増加傾向にあったキャッシュカード詐欺盗は認知件数が３0件増の２１１５件だが、被害額では３億６１１９万９６８３円も減少している。
　減っているとは言え総額で百何十億円と高額。まだまだ安心できる状況にはほど遠い。
　特殊詐欺全体の被害者のうち３４．６㌫が８０～８９歳の女性。さらに２４．９㌫は７０～７９歳の女性で半数が高齢者女性になる。この年代をどう守るかがカギとなっている。
　首都東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。

★【独自】取り込み詐欺Ｇの主犯の男を逮捕（５日）TBS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4094372.htm

★「お宅が被害にあっている」「2～3日後にうかがう」　福岡県糸島市の高齢者宅に警官かたる不審電話（５日）西日本
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/651368/

★通話しながら30万円分のカード　店員「おかしいです」（３日）朝日
★「財布忘れた」「鍵なくした」…同じ女性に寸借詐欺　容疑の男を逮捕（３日）西日本
★「キャッシュカードはあるか」　警官かたる不審電話が連続発生　福岡県春日市の高齢者宅に（２日）西日本
★少年らと受け子「反省会」　特殊詐欺容疑で２８歳男逮捕（２日）産経
★給付金不正指南、報酬50万円か 詐欺容疑で逮捕の大学生 （１日）共同
★持続化給付金を詐取容疑　３人逮捕、１億円受給か―警視庁 （３０日）時事
★「ホテル代貸して」善意につけ込む“寸借詐欺”…狙われる若者 （３０日）西日本
★新型コロナ給付金詐取疑い、西宮市職員ら逮捕 （２９日）産経
★ 実在しない国番号から着信 詐欺目的、400万円被害も （２９日）共同
★ロマンス詐欺か、愛知県警が男逮捕　女性に成り済ます？（２６日）共同
★「携帯がウイルスに感染」と嘘、特殊詐欺グループの受け子２人逮捕（２７日）TBS
★はなわさん 特殊詐欺防止を歌で呼びかけ、警視庁などＤＶＤ収録 （24日）TBS