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2020年10月30日 (金)

2020年10月30日 (金)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(30、31日 単位・レベル)
ストーカーが高齢者に増えている
【治安うんちく】
2009_1228_222559212_20201030205601 Img_20201024_113338   ここにきて、にわかにストーカー問題が浮上してきた。ストーカー規制法が施行されたのは平成12年5月ーあれから20年目になった。
 問題は最高裁の判決だった。犯人が被害者を監視するのにGPSを使用しての所在確認は違法性がないというのだ。
 規正法では住所や勤務先で見張りをしたり監視する行為が禁じられている。最高裁はGPSは離れた場所であり、位置情報を得るだけでは見張りには当たらないと言うのだ。
 でも、被害者にしてみれば日々の行動が監視されているようで耐えられない卑劣な行為だ。過去に相談員として相談を受けたことがあるが、被害者にしてみれば精神的な圧力は計り知れない。
 こうしたことから、警察庁は規制のありかたを検討する必要があるとして有識者による検討会を設置して来年1月までに報告を受けたいとしている。
 さらに問題―報道によると「特定屋」なる商売があるという。SNSを利用して他人からの依頼を受けて個人情報を割り出すという商売。こんな商売まで登場するようでは、DV(夫婦間暴力)の被害者保護問題と合わせて被害者の隔離は困難になる。特殊詐欺の名簿屋と合わせて対策が必要だろう。
 そして、ストーカーという犯罪社会にも時代の流れがあった。
警察庁によると被害者も加害者が高齢化しているというのだ。令和元年の被害者を年齢別にみると最も多いのは20歳代の34.5㌫。これに30歳代の24.1㌫と続く。
 ところが問題は60歳以上のお年寄り。分かりやすくするため比率でなく数字でみると、令和元年の被害者数は60歳代で590人。前年より34人も増えている。さらに70歳以上は285人で同14人の増。いずれも過去5年間で最も多かった。
 一方、加害者も70歳以上は860人もおり、平成27年の615人と比べるとかなり多くなっている。
 制定20年ともなれば様々な問題も浮上する時期でもある。 
  首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

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