警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安（２７、２８日　単位・レベル）
重要犯罪の検挙者増える
【治安うんちく】
　こんな惨いことってあっていいのか？
　東京・東村山市の住宅で、２２歳の女性会社員と１８歳の男子高校生の二人が包丁で刺される事件が発生した。犯人はなんと２４歳の兄だった。女性は背中と左脇腹、弟は全身十数カ所を刺されたが、命に別条はなかった。刺した兄は約２キロ離れた路上で飛び降り自殺していた。どんな理由があったのかはやがて明らかになるだろうが、兄は弟を刺すとき「ごめんね、ごめんね」とつぶやきながら刺したという。
　コロナ禍で電気設備関係者を装うなどの「点検強盗」が各地で発生しているが、こんなニュースに接すると現状の治安に一抹の不安を感じさせられてならない。
　治安情勢を観察するうえで指標となるのが重要犯罪。認知件数は減少しているが検挙人員はアップしている。
　…　…　…　…　…
　警察庁によると令和２年９月現在の重要犯罪の認知件数は６６６１件で前年同期より７９４件の減少。しかし、検挙人員になると５１６５人で同３３人の増加だ。
　認知件数で最も多かった罪種は強制わいせつの３０６７件で前年より６０８件の減。次いで強盗は１０８８件で同－６０件、強制性交人身売買は９７９件で同－７０件、殺人は６９４件で同－４５件などだが、唯一増加したのは略取誘拐・人身売買で２４件増の２４５件だった。
　検挙人員では強盗が６２人増の１１７３人、強制性交人身売買が４８人増の８２９人などだが、殺人は３７人減の６２３人だった。
　認知件数のランキングは東京の９６３件、大阪の８３０件、埼玉の４７７件、神奈川の４４４件、愛知の４２４件と続いた。
　コロナ禍が長引けば長引くほどストレスのたまる者が多くなるだろう。既に東京・豊島区でごみ置き場に火をつけたとして、逮捕された２７歳の男は「仕事のストレスを解消するため」と供述している。
　首都東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。

★持続化給付金詐欺　容疑の男6人逮捕　熊本県警、九州で初（２７日）西日本
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/658294/

★持続化給付金を詐取疑い　宇都宮の男逮捕（２７日）産経
https://www.sankei.com/affairs/news/201027/afr2010270016-n1.html

★電話詐欺は「だメェ～」 ヤギのポニョ、大使に任命（２６日）共同

★スマホ気にする女性…詐欺かも？　郵便局員が被害防ぐ （２５日）朝日

★特殊詐欺防止で人気漫画家3人がタッグ　警視庁ポスター（２３日）朝日

★特殊詐欺犯罪を打ち返そう！温泉にバットで呼びかけ 愛知 豊川（２３日）NHK

★福井の高齢女性2500万円詐欺被害 同居家族に「言うな」と犯人指示（２３日）共同

★女子学生ら５人逮捕　山梨県警、持続化給付金詐取の指南役か（２２日）産経

★また持続化給付金詐取疑い　神奈川の土木作業員逮捕（２２日）産経

★高齢者が偽電話詐欺の被害　銀行員名乗る男らに通帳とカードをだまし取られる　福岡市西区（２２日）西日本

★給付金詐取容疑で同志社大生ら２人逮捕（２１日）産経

★８０代女性から現金詐取などの疑い　２３歳の男再逮捕　神奈川県警　 （２１日）産経

★「週刊少年ジャンプ」人気漫画家が特殊詐欺被害防止訴え （２１日）TBS