警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安（７、８日　単位・レベル）
罪の意識が薄いのか
【治安うんちく】
　なんと現職大臣に「死ね」と書いた脅迫文が複数回、届けられたという。
　今月２日に西村経済再生担当大臣宛にカミソリの刃のようなものが入った封筒が届き、中には「死ね」と書かれていた。
　こうした行為が犯罪だということは当然、分かっていながらやるということは、全く罪の意識が無い者の犯行だ。
　そう言えば、アイドルグループの「私立恵比寿中学」のメンバーをＳＮＳ上で「殺す」と書き込んで５５歳の男が警視庁に逮捕されたが、その脅迫行為の認知件数は意外に多い。
　…　…　…　…　…
　警察庁によると令和元年の脅迫の認知件数は３６５７件あり、２７６４人が検挙されている。毎日７人がどこかで逮捕されているのだ。
　過去１０年間の推移をみると平成２１年が２２８３件で、増減を繰り返して平成２９年には３８２０件と１０年間で最悪の数字となった。
　その後、３０年には減少したものの、令和元年には１８１件も増えている。
　　特に気になるのは検挙件数のうち１９歳以下の逮捕が意外に多い。３０年には１２．３㌫もあった。
　こうした少年の将来のためには厳罰というよりは教育が大事だ。
　産経新聞の事業に「都民の警察官」の表彰がある。今年の受賞者に少年事件に長く携わってきた警部補がいた。
　単に犯罪少年を検挙するだけでなく、「やり直せるチャンスだってあるはずだ」と信じて、正しい道へ導くことを使命として少年と向き合ってきたという。こうした人情刑事は昭和の時代から重宝がられてきた。これからも必要なのはこのような刑事なのかもしれない。
　首都東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。

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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201007/k10012652831000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_003

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