警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安（１２、１３日　単位・レベル）
やっぱり高齢者対策だ
【治安うんちく】
　今月２１日から始まる秋の全国交通安全運動。重点は「子供を始めとする歩行者の安全と自転車の安全利用の確保」「高齢運転者等の安全運転の励行」そして「夕暮れ時と夜間の交通事故防止と飲酒運転等の危険運転の防止」だ。
　…　…　…　…　…
　警察庁によると令和２年８月現在の全国の交通事故発生件数は１９万５１３１件で前年に比べて５万４３０８件の減。死者数は１７４５人で同１８０人の減。ところが、６５歳以上の死者は９６９人で６５歳未満の７７６人を上回っている。
　運動目標のひとつの自転車事故の死者は２６１人で前年より１人増えている。中でも高齢者（６５歳以上）は１８６人で全年齢のなかの７０㌫を占めた。
　なお、昼夜別でみると全てが減少傾向にある中で夜間の暮れの事故は１１件増の１４８件もある。
　８月現在の発生のランキングは大阪の１万６２５８件、東京の１万５８８８件、愛知の１万５８０９件、福岡の１万３５６８件、神奈川の１万２７０３件と続いている。
　この中で警視庁管内では発生こそ４４８０件減だが、死者数は９０人で前年より１７人も増えている。
　なかでも歩行者の死者数が増えていることから、警視庁は８日午前、東京都新宿区で歩行者に交通ルールを守るよう呼びかけた。ＪＲ高田馬場駅前に約２０人の警察官が、歩行者にマスクを配布しながら、「マスクを着用していることで運転手が歩行者の表情を読み取りにくいため、歩行者は横断歩道を渡る前に手を出すなどの横断の意思表示をすることだ」と呼びかけていた。
　先日、我が家の前で救急車がサイレンを吹鳴して交差点に入った。赤信号のため減速して「通過します」と警告したが、横断する歩行者が青信号をいいことにサイレンに関係なく救急車の直前を堂々と歩いていたためストップして見送らざるをえなかった。
　嘆かわしいことである。
　首都東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。

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