カテゴリー

« 2020年9月 9日 (水) | トップページ | 2020年9月11日 (金) »

2020年9月10日 (木)

2020年9月10日 (木)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(10、11日 単位・レベル)
厳罰化だけで良いのか
【治安うんちく】
2009_1228_222559212_20200910210901 Img_20200904_054238-2   9日に開かれた法政審議会で18歳と19歳の犯罪少年の厳罰化が承認された。
 これまでは、18、19歳の少年事件は検察が家裁にすべて送致し、殺人や傷害致死など重大事件は検察に逆送されていたが、答申では逆送の対象を強盗や強制性交に拡大する。そして、これまでは実名報道がなかったが、検察に逆送後に起訴されれば実名報道になる。
 これらの厳罰化は勿論、犯罪抑止に繋がることには間違いないだろう。
 それでは少年犯罪は多いのか少なくなっているのかの推移をみてみよう。
 警察庁によると昭和24年の検挙人員の10万人当たりの人口比は10.5。以後、増減を繰り返し昭和の時代で57年と58年が18.8と最も高く、平成に入ると元年は13.8。平成も増減を繰り返して令和元年は2.9と過去70年間で最も低い数字となっている。
 このように少年犯罪は減少傾向にあり、厳罰化の対象の殺人や強盗、強制性交など凶悪犯も平成24年には836人の検挙があったが、同29年には438人となった。そして令和元年は457人と過去10年間で2番目に少なかった。
 問題の年齢をみると15歳から19歳の年齢別検挙及び補導人員で、最も多かったのは16歳の4422人。これに17歳の3791人、18歳の3252人、19歳の3178人、15歳の3086人と続く。
 このような状態で18、19歳の厳罰化は理解できるとして、半数以上の15~17歳と15歳以下の刑罰には何の変わりはなく抑止対策はどうなるのか。
 特に今回は将来、刑罰法令に触れる恐れがあってしかも保護者の監督などに服しない「ぐはん少年」は含まれない。単に18歳に引き下げるだけでは中途半端としか言えない。
 年齢引き下げは民法に合わせて当然だが、問題は刑を終えた後の再犯防止策とぐはん少年対策も合わせてさらなる抑止策を講ずるべきだろう。
 首都・東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

詐欺Gのアジト急襲で3人逮捕、80代女性から150万円詐取の直前 (11日)TBS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4075110.htm
【独自】「キャリアアップ助成金」詐欺、警視庁が元代表理事逮捕(10日)TBS

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4073695.html

★旭琉会トップに賠償命令 那覇地裁、特殊詐欺で使用者責任 (10日)共同
★被害4億円超か コロナ給付金詐欺容疑で男2人逮捕 (9日)産経
★川崎市の70代女性からカード5枚盗む 容疑の男再逮捕 (8日)産経
★第三者への相談で気付く 特殊詐欺防いだ4割、即見破れず (4日)共同
★埼玉の78歳男性、650万円詐欺被害(4日)産経
★目の前でカード切りだます 350万円被害、札幌 (1日)産経
★定額給付金でなりすまし詐欺 急造システム、確認に穴か(31日)日経
★定額給付金でなりすまし詐欺 急造システム、確認に穴 (30日)日経
★さいたま市・大宮の商店街で女子高校生が特殊詐欺被害防止を訴える放送 (29日)TBS
★「そんな金融機関知らない」…国際ロマンス詐欺防ぐ 郵便局員お手柄(29日)西日本
★キャッシュカード 偽物とすり替え詐取、逮捕の男「コロナで仕事減り・・・」 (29日)TBS

« 2020年9月 9日 (水) | トップページ | 2020年9月11日 (金) »

2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
フォト

留置所

無料ブログはココログ