東京周辺に接近する台風 過去40年間で1.5倍に増加(29日)NHK
台風の進路に、近年、大きな変化が起きていることを示す研究結果です。東京の周辺に接近する台風が過去40年間に1.5倍に増えるなど、本州の太平洋側に近づきやすくなっていることが気象庁気象研究所の分析でわかりました。専門家は「地球温暖化の影響を受けている可能性もあり分析を進めたい」としています。
気象研究所の山口宗彦主任研究官などは、1980年から去年までの40年間に、日本に近づく台風の進路がどう変化したのか、詳しく分析しました。
その結果、期間前半の20年と後半の20年で、本州の太平洋側や四国に近づく台風が増えていたことがわかりました。
都市の周辺でみると、東京では1.5倍、名古屋で1.34倍、高知で1.23倍などとなっています。
台風の進路を左右する太平洋高気圧がこれまでより北と西に張り出すようになり、台風のルートが北上したためだということです。
さらに、接近した台風は、中心気圧が低くなって勢力を強めているほか、移動する速度も遅くなっていて、海水温の上昇や、上空の偏西風の弱まりが影響しているとしています。
気象庁は、比較が可能な1951年からのデータをもとにこれまで、「台風の接近数には長期的な増加や減少の傾向は見られない」としてきました。
山口主任研究官は「この40年間に明らかな変化が見て取れたのは非常に重要な発見だ。地球温暖化や、10年前後の周期で変わる海水温の影響を受けている可能性があり、詳しく分析したい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200829/k10012589771000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_001
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