受講者集まらない「DV加害者更生プログラム」 開講のめど立たず コロナ感染予防一因か 外出自粛でDV危険度増も…(25日)共同
長崎市の民間団体「ながさきDV(ドメスティックバイオレンス)加害者更生プログラム研究会」(宮本鷹明代表)が9月から予定する、加害者向けプログラムへの受講者が集まっていない。新型コロナウイルス感染拡大の影響とみられる。「コロナ禍で在宅時間が増え、DVが悪化しやすい環境」として、あらためて受講を呼び掛けている。
同研究会は臨床心理士や弁護士らで構成。被害者支援の一環で、2018年6月からプログラムを有料で開いている。今年6月に終了した第4期までに、男性延べ12人が受講した。
しかし、9月1日から予定する第5期は受講者が集まらず、開講のめどが立っていない。7月下旬に無料の事前説明会を開いたが、参加者はいなかった。詳しい理由は分からないが、受講に伴う感染リスクを避ける行動も一因とみられる。
感染防止対策で、在宅勤務や外出自粛が続き、パートナーと一緒に過ごす時間が長くなっている。宮本代表は「DVの被害が悪化しやすい環境で、リスクは高まっている」と懸念。「コロナ禍だからこそ、プログラムが重要」と強調する。
今回、公益財団法人みらいRITA(東京)の助成金を活用。感染防止対策としてオンライン環境を充実させ、受講料は通常5万円を、2万円に減額する。
全18回で毎週火曜午後7時から。受講者が集まらない場合は9月1日スタートの延期も検討中。問い合わせは、同研究会(電070.2833.7399、メールアドレスinfo@nondv.com)。
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