警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安（１８、１９日　単位・レベル）
東北地方で増加
【治安うんちく】
　大胆な泥棒がいたもんだ。日本三景の一つ、松島の国宝・瑞巌寺の本堂内にある障子戸に付属している菊が刻まれた円形の金具が盗まれた。明治天皇が宿泊した「上々段の間」の廊下側に付いていたものだという。瑞巌寺は仙台藩祖の伊達政宗が創建したものだ。
　かと思うと、こんな男がいる。神奈川県川崎市では工事現場の仮設事務所内から、保管していたインパクトドライバーなど３点（約７万５千円相当）を盗んだとし、３８歳の男が神奈川県警に逮捕された。盗んだドライバーは中古買い取り店に売却されていたが、家宅捜索では、同様に盗んだとみられる工具がみつかっており、かなりの余罪があると見られている。
　…　…　…　…　…
　警察庁によると侵入盗が減少傾向にあるという。令和２年５月現在の侵入盗の認知件数は２万０５９６件で前年同期より２６７５件の減少。平成２８年は５月現在で３万１６５５件もあったが、年々減少し続けて２万件台になっている。
　ランキングは埼玉の１８１５件、東京の１４０３件、千葉の１３９４件、愛知と福岡の各１３３７件と続く。神奈川の１１１０件を加えると首都圏では５７２２件になり、実に
３分の１近くを占めている。
　全体的に減少しているのにワースト１の埼玉は前年同期より２３０件も増えた。そのほか東北地方が増えている。山形が９３件も増えたほか青森が＋７９件、秋田が＋４９件、福島が＋４６件だ。
　検挙率は６２．０％で前年より１．８ポイントの増。ランキングは石川が１７５．３％で、なんと前年より１３３．９ポイントアップしている。
　これに高知の１４２．４％、福岡の１０９．６％、山形の１０３．９％、京都の１０２．７％と続く。
　低かったのは茨城と栃木の各３２．６％、秋田の３３．３％、愛知の３３．７％、熊本の３４．７％と続いている。
　　発生が減って検挙率がアップする―理想の展開ではないですか。
　首都東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。

★「コロナで就職先決まらず」特殊詐欺の“受け子”逮捕 （１７日）TBS
★相模原市で特殊詐欺３件発生　封筒から目を離さず被害阻止も （１７日）産経
★アポ電関与の男が資産情報提供か （１７日）NHK
★「給付金振り込むので…」コロナ便乗詐欺 全国の被害 8400万円 （１７日）NHK
★コロナ詐欺被害７千万円　警察庁長官「対策進める」 （１６日）産経
★７８歳女性から５００万円詐取疑い　「受け子」容疑の男逮捕 （１５日）産経
★持続化給付金　申請代行に注意、SNSで不審な勧誘（１５日）日経
★偽造クレカで商品購入、国外逃亡直前に詐欺グループ逮捕 （１３日）TBS
★特殊詐欺、裸足で逃走の男 名古屋で逮捕（１１日）TBS
★横浜の８０代無職女性　現金１５００万円特殊詐欺被害 （９日）産経
★給付金だまし取った疑いで逮捕 郵便局に転居届 関連捜査 石川 （９日）NHK
★特殊詐欺で６６３７万円被害、過去にも２億２千万円　和歌山の男性 （７日）産経
★10万円給付 オンライン申請で5人分詐取 なりすましか 石川 （７日）NHK