警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安（１４、１５日　単位・レベル）
犯行の動機は?
【治安うんちく】
　東京の２４歳になる母親が、３歳になる娘を自宅に軟禁して３日間にわたり放置、女児は死亡してしまった。自分は鹿児島旅行に出かけていたもので、女児には食事どころか何も与えず餓死させたもの。保護責任者遺棄致死容疑での逮捕だが、こんなの明らかに故意の殺人だ。
　他にも娘の元交際相手の男性（２１）を殺そうとしたとして、４３歳位の男が逮捕されたり、帰宅途中の１０代少女の後をつけ、自宅に押し入ってわいせつな行為をしようとしたとして、３１歳の男が警視庁捜査１課に逮捕されるなど、残酷な事件が多すぎる。以下は、最近の事件報道の一部だ。
★高齢女性、路上で刺され死亡　４０代女を現行犯逮捕―警視庁（１０日）時事
★「LINEブロックされたから殺した」と供述 静岡 女子大生殺害 （９日）NHK
★札幌で男性死亡 多数の刺し傷、男を逮捕（７日）TBS
★娘の元交際相手を刺す　容疑で父娘逮捕　宮城、父は首切り死亡（５日）産経
★ボーリング代足りず万引き　配管工の少年逮捕　奈良（８日）産経
★高級焼き鳥店の経営者逮捕、アルバイト女性にわいせつ行為（９日）TBS
★女子寮侵入疑いで再逮捕　音楽ユニットの元メンバー（２２日）産経
なんで、こうも悲惨な事件が起きるのか？犯罪にはそれぞれ動機がある。犯行の動機は?
　…　…　…　…　…
　警察庁の統計に罪種別にみた被疑者の犯行の動機、原因別の検挙件数がある。平成３０年は刑法犯数２９万９３９８件のうち、最多の動機は対象物の所有・消費目的で８万６８７０件。これに生活困窮の６万０７３３件、憤怒の４万８５２５件などと続く。
　凶悪犯の動機は性的欲求が１１３３件、憤怒が６７３件、生活困窮が５０２件と続く。
　罪種別で検挙件数が最も多い窃盗の１８万２６９９件の動機の内訳は、所有・消費目的が７万１９２３件、生活困窮が５万１６１７件、遊興費充当の３万１３６７件と続く。
　知能犯では総数１万９４７９件のうち、生活困窮が６１８６件、遊興費充当が４６７８件、所有・消費目的が２２９９件など。
　凶悪犯のうち殺人は８１９件でこのうち、最多の動機は憤怒の３７７件。そして怨恨の１２０件、介護・看病疲れの３１件などと続く。
　東京の女児のような虐待の事犯の数字はないが、嬰児殺しは７件あり、子育ての悩みが３件もあった。
　首都東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。

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