警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(5、6日 単位・レベル)
警察官よ怯むな!
【治安うんちく】
2日、名古屋市内の路上で62歳の会社員が刺殺される事件があったが、愛知県警に逮捕されたのは51歳の派遣社員の男。男が事件前に愛知県警名東署に「いらいらして人を刺したい」と電話していたことが分かった。応対した署員は「切迫した問題はない」と判断して動かなかった。県警は「被害者が亡くなったのは残念だが、対応に問題はなかった」としている。
この問題、ふと思い出したのが平成11年から12年にかけての警察バッシング。助けを求めても動いてくれなかった警察が「不作為」を問われた事件が相次いだ。しかし、冷静に判断してみると、それなりの原因があるのだ。
警察官には法律で定められた定員がある。そして、問題になるのが警察官1人当たりの負担人口、つまりカバー人数の多いか少ないかが影響している。当時、県警によっては、人員不足でどんな要望にも応えられる状況にはなかった。
こんな計算をしてみた。事件数はいったいどのぐらいあるのか…
… … … … …
警察庁によると令和2年5月現在の刑法犯、特別法犯の総検挙人員は9万3244人。これを1日当たりに計算すると613人、1時間当たりにすると25人が警察に検挙されている。(交通事故関係は含まれていません)
多いのか少ないのかだが、令和元年の年間では総検挙人員は25万4490人で、1日当たり697人、1時間当たり29人となり、若干だが少なくなっている。
それでは、どれほど忙しいのか?
警察官が扱うのは泥棒から殺人、薬物事犯などの発生事件の処理から捜査活動。交通事故の処理、110番対処、パトロール、相談業務、許認可業務から犯罪抑止まで多種にわたり、事件数だけでみるのではない。検挙者を勾留中には、留置所内の事故や逃走にも24時間体制で対処しなければならない。
当然、警察官の負担は多くなる。そこでひとつのバロメーターになるのが負担人口である。
47都道府県のうち最も負担が多いのは埼玉で警察官1人当たりのカバー人数は637人。最も少ないのは警視庁の306人。事件のあった愛知県警は26番目に多い554人だ。ちなみに欧米は200人台の国が多く、日本がいかに負担が多いかが分かる。
国民の電話にすべて答えろと言われても、答えはプロが判断する。
全国の警察官に次ぐ。怯むんじゃない
首都・東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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