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2020年6月14日 (日)

歩きスマホでトラブル多発 注意散漫、性犯罪誘発も(14日)日経

スマートフォンを操作しながら街や駅構内を歩く「歩きスマホ」。周囲への注意力が低下し、通行の妨げになる迷惑行為だ。画面に集中する女性を狙った痴漢行為が多発しており、歩きスマホ中の当人が犯罪の被害者となることも多い。自治体が禁止条例を定めるなど、対策を強化する動きが広がっている。

建物の影に隠れる不審者の存在に気づかず、背後から肩を触られても反応が遅れる――。3月、愛知県警が歩きスマホの危険性を訴える実験動画をまとめ、動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開した。撮影には地元の女子高校生や大学生が参加。住宅街や公園で、スマホの画面を見ていると、周囲の異変に気づきにくいことを体験してもらった。
愛知県内では4月、10代の少女が夜にスマホを見ながら歩いて帰宅していたところ、突然、下半身を露出した男が現れた。画面に気を取られ、間近に寄られるまで気づかなかったという。2019年11月には同県の20代女性がスマホで動画を見ながら近所のコンビニに行く途中、自転車の男に後ろから尻をつかまれる事件も起きている。
県警幹部は「夜の被害が多い。暗闇にひそんだ不審者が画面の明かりを追いかけてくることもある」と注意を促す。
愛知県警には19年、スマホを見たり、音楽を聴いたりしながら歩いている状況で起きた、女性への痴漢・つきまといなどの被害情報が64件寄せられた。このうち、痴漢や強制わいせつといった、近寄られて身体を触られる被害が52%と半数以上を占めた。
歩きスマホがより深刻なトラブルや事故を引き起こすケースも目立つ。
警視庁は19年9月、東京メトロ千代田線二重橋前駅のホームで「歩きスマホ」をしていた女性会社員に体当たりしたとして、男性会社員を傷害容疑で逮捕した。女性は胸を打撲するけがをした。その後、不起訴処分となった会社員は「注意するつもりで体当たりした」と話したという。
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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60234720R10C20A6SHJ000/

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