特定抗争指定へ４県が聴取へ（15日）NHK

先月、岡山市で、神戸山口組系の暴力団幹部が、米子市の山口組系の暴力団幹部に撃たれてけがをした事件を受け、鳥取県など４つの県の公安委員会は「山口組」と「神戸山口組」の２つの組織を、より厳しい取り締まりができる「特定抗争指定暴力団」に指定する方針を決め、今月、暴力団側からの意見聴取を行うことになりました。
「山口組」と「神戸山口組」の間では、先月、岡山市で神戸山口組系の暴力団幹部が、米子市の山口組系暴力団「大同会」の幹部に拳銃で撃たれてけがをするなど、対立抗争とみられる事件が相次いでいます。
これをうけて鳥取、岡山、島根、愛媛の４県の公安委員会は、抗争が激化し、市民が事件に巻き込まれるおそれがあるとして、「山口組」と「神戸山口組」を取締りを強化できる「特定抗争指定暴力団」に指定する方針を決めました。
指定にあたり、今月中に各県の公安委員会が、２つの組織からそれぞれ意見を聴取する予定で、このうち鳥取県公安委員会では、２１日と２４日に行った上で、来月にも指定する方針です。
警察によりますと、指定されると警戒区域に定めた地域内では、構成員が５人以上で 集まることや、組事務所に立ち入ること、それに対立する組織の構成員につきまとうことなどが禁じられ、違反した場合警察が逮捕することができます。https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20200612/4040005242.html