配備予定地、困惑と歓迎 陸上イージス計画停止に―秋田(15日)時事
陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の計画停止が発表されたことを受け、配備予定地の秋田県では15日、突然の通告に県幹部らが困惑の声を上げた。一方、配備に反対してきた住民らは歓迎し、改めて計画の白紙撤回を求めた。
県によると、午後5時すぎに河野太郎防衛相から佐竹敬久知事に電話があり、配備停止を伝えられたという。陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)への配備撤回を国に求めていた佐竹知事は、「ミサイル本体の改修も必要となれば、さらに多額の費用と相当の期間を要することになる」とした上で、「プロセスの停止、すなわち現行の配備計画を停止することは賢明な判断と考える」とコメントした。
県幹部は取材に、「正直驚いた。(迎撃ミサイルの)ブースター落下の問題は解決できるとの説明だったが、なぜできないとなったのか」と戸惑いを隠せない様子だった。
穂積志秋田市長もコメントを公表し、「閣議決定から2年半、地元が振り回されてきたことは誠に遺憾。全く無責任と言わざるを得ない」と防衛省を批判した。
秋田配備の撤回を訴えてきた市民団体「STOPイージス!秋田フォーラム」の桜田憂子代表は、「思いが届いた。停止は当然」と歓迎。ただ、防衛相が「プロセスの停止」と今後に含みを持たせた点に、「再開する意思がないなら、はっきり白紙撤回と言ってほしい」と注文を付けた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020061500905&g=soc
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