部下を困らせるメール、その内容とタイミング~気付かずにやっていませんか~【メディカルサロン】(21日)時事
◆医師・海原 純子◆
新型コロナウイルスの感染拡大でテレワークが推奨され、仕事でメールを利用する機会が一段と増えているようです。以下の記事は、コロナ禍の前に書いたものですが、在宅勤務であっても、ついやってしまいがちな行動について、まとめてみました。
◇ ◇ ◇
上司がつい、やってしまう迷惑な行動。その一つに「時間ぎりぎりメール」というのがあります。 部下としては、やめてほしいと思いながらも、伝えることができず、困ってしまう。そういうメールを受け取っている人は、意外に多いようです。
◆週末ぎりぎりメール
Aさんは30代、企業の総務に勤務しています。悩みは、金曜の午後5時半すぎに直属の上司から、しばしば届く業務関係のメールだといいます。
メールには、締め切り時間の指示はありません。しかし、金曜の午後のその時間に「調べておくように」と言われて、そのまま放置するわけにもいきません。
月曜の朝一番で回答してもいいのですが、そうすると、土日に心が休まりません。仕事を積み残した感じで週末を過ごすより、済ませてしまった方が気分はいいので、やってしまいます。
でも、本当に困るのは、金曜の夜の予定を立てられないことです。金曜の夜に飲みに行こうと予定していて、上司からメールが入り、急きょ、キャンセルしたこともあります。
◆上司はすっきり
以前、週末を利用して旅行を計画したので、その金曜は仕事を定時で終了する旨を伝えたところ、上司から、こう言われました。
「メールを送るかもしれないけど、急ぎではないから、対応は週明けでいいですよ。金曜に送っているものでも、急ぎでなければ、対応しなくて大丈夫。私は自分のペースで仕事をし、連絡しているだけだから、気にしないでください」
Aさんは何か、釈然としない気分になったそうです。
上司は、金曜夜に仕事を全部済ませ、すっきりした気分になるかもしれません。しかし、メールを送られてきた部下は、気分的に解放感に浸れないのは事実でしょう。「やらなくていい」と言われても、「それでいいや」という気分にはなれないものです。
時間指定で送信予約できるメールサービスやアプリは、たくさんあります。思い付いたことをどうしても連絡しておきたいのなら、メールは書いておき、送信時間を週明けに設定しておくべきでしょう。
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