畳部屋の職員を早期異動へ 山口県田布施町、収拾図る 町長「本人の希望聞く」(16日)共同
固定資産税の徴収ミスを内部告発した職員を1人だけの畳部屋に異動させた山口県田布施町の東浩二町長が、この職員を複数人いる別の施設へ早期に移す方向で調整していることが15日分かった。問題発覚後、町には批判が殺到しており事態の収拾を図るため、特に批判の強い畳部屋から移したい考えだ。
職員は今春、文化的な調査や資料収集をする1人だけの新設部署に異動した。勤務する部屋は公民館内の町民にも貸し出す畳が敷かれた部屋をあてがわれた。
次の勤務先は公民館とは別の複数人の職員が働く部屋で引き続き現在の関連業務を行う方向だという。この業務への職員の増員も検討している。東町長は「本人の希望を聞いた上で人員の手配や業務に必要なスペースなどを考慮してできる限り早くしたい」と話した。
職員は税務課に勤務していた2年前、固定資産税の相続時の手続きミスを発見。上司に指摘したが、動かなかったため町議たちに告発。職員はこの2年で3回異動している。職員は「新しい部屋で気持ちを切り替えて業務に励む気は強い。ただ、これまでの異動の経緯について町からの説明や名誉回復の謝罪を求めたい」と話している。
一方、町議会はこの日、全員協議会を開き、職員の異動に関する調査特別委員会を17日に設置することを申し合わせた。また、調査特別委とは別に弁護士や大学教授、人権問題の識者たちでつくる第三者委員会を設けて調査を依頼する方向も確認。費用は一般会計予算の予備費から捻出するよう町に申し出る。(堀晋也)
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