10か月女児衰弱死 母親の逮捕直前まで行政は検証せず(10日)NHK
ことし1月千葉県市原市のアパートで、衰弱した生後10か月の女の子を放置したとして母親が逮捕された事件で、千葉県と市原市は女の子が死亡してから母親が逮捕される直前までの4か月間、行政の対応の経緯を検証していなかったことがわかりました。
住所不定、無職の小※ニシ理紗容疑者(23)はことし1月に生後10か月で死亡した次女の紗花ちゃんが衰弱していたにもかかわらず、放置したとして、保護責任者遺棄の疑いで逮捕されました。
千葉県によりますと、紗花ちゃんが亡くなったことを受けて県の児童相談所は1月にきょうだい2人を保護していました。
しかし、その後母親が逮捕される直前までの4か月間、県と市は、死亡に至るまでの行政の対応について、記録を精査したり情報をやり取りしたりするなど、検証を行っていなかったということです。
理由について市原市は「虐待をすぐには疑わなかった」と説明し、県は「児童相談所ではなく市が担当していたケースだったため」などとしています。
虐待問題に詳しい東京経営短期大学の小木曽宏教授は、「子どもが亡くなっているのに双方に当事者意識がない。情報共有やリスクの判断が適切だったかすみやかに対応を振り返るべきだった」と指摘しています。
※ニシは「票」の上の部分https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200610/k10012464741000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_006
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