大崎事件、3者協議が14日スタート 「救急医の鑑定」評価焦点(16日)西日本
鹿児島県大崎町で1979年に男性の遺体が見つかった「大崎事件」の4度目の再審請求は、14日に弁護側、検察側、裁判所の3者協議が始まる。今回、弁護団が新証拠としたのは救急医による医学鑑定。裁判の証拠は法医学者による鑑定が一般的で、臨床医によるものは異例といえる。「被害者は事故死だったと科学的に立証できた」と弁護団が主張する新鑑定を鹿児島地裁がどう評価するかが焦点となる。
大崎事件では、殺人などの罪で被害者の親族4人の有罪が確定したが、義姉の原口アヤ子さん(92)は一貫して無実を訴えてきた。
事件発生は79年10月12日。被害者は自転車ごと側溝に転落した後、路上に倒れていた。連絡を受け、軽トラックで被害者を自宅に運んだ近所のIさんとTさんは「泥酔して眠り込む被害者を土間に置いて帰った」と供述。その後、アヤ子さんらが被害者を絞殺し、遺体を埋めた-とされた。
第3次請求で再審開始を認めた2018年の福岡高裁宮崎支部決定は、新たな法医学鑑定(吉田鑑定)を基に死因を自転車事故による「出血性ショック」とし、自宅到着時には既に死亡していた可能性を指摘。「生きていた」と話した2人の供述を疑問視した。
これに対し最高裁は昨年6月、吉田鑑定について「死因、死亡時期に関する認定に決定的な証明力があるとはいえない」とし、再審開始を取り消していた。
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