外出自粛が影響? 熊本県の刑法犯2割減少(18日)西日本
熊本県内の今年1~4月の刑法犯認知件数は前年比で約2割減った。県警は新型コロナウイルス感染防止のための外出自粛要請などで人出が減った影響があるとみる。一方、大型連休中には熊本市で休業中の店舗を狙った空き巣が発生しており、県警は新型コロナウイルス絡みの犯罪に警戒を呼び掛けている。
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県警によると、1~4月の刑法犯認知件数は1755件(前年同期比20・5%減)。内訳は、窃盗犯1224件(同18・6%減)▽粗暴犯171件(同19・3%減)▽知能犯66件(同40・5%減)-などとなった。同期間の110番通報は約2万6100件で、前年比16・1%減だった。
ただ、外出自粛や休業要請の徹底に伴い、県警には「仕事がなくなり同居人とけんかになった」「外出自粛せず公園で遊んでいる人がいる」など“コロナ疲れ”を感じさせる通報が、3月に約70件あった。
県警は5月の大型連休中、繁華街や商業施設などに1日50人を動員し防犯に努めたが、熊本市の店舗で2件の空き巣被害が発生した。うち1件では住所不定の男(23)が飲食店にガラスを割って侵入し現金約3万8千円を盗んだ容疑などで逮捕された。
男は「大阪の飲食店を辞めて金に困った。休業中の店は入りやすいと思った」と供述したという。経営者の女性は取材に「商売のため前日にお金を置いて被害に遭った。休業中は売り上げもなく狙われるとは思わなかった」と話した。
八代市内では今月9日、郵便局員を名乗る男が80代女性宅に現れ「この書類に氏名と印鑑を押さないと給付金をもらえない」と個人情報を聞き出す事案が発生した。
県警は「今後、人出が戻れば犯罪件数が増加する可能性もある。給付金詐欺など新たな犯罪にも注意が必要」としている。(綾部庸介)
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