日本・千島海溝の巨大地震「切迫」 6千年の痕跡調査(22日)日経
北海道から東北の太平洋沖の日本海溝・千島海溝沿いでマグニチュード(M)9クラスの巨大地震が起きた場合、最大で30メートル弱の津波が到来するとの想定を21日、内閣府の有識者検討会が公表した。最悪を想定し、東日本大震災後に整備した防潮堤が全て破壊される前提で推計した。検討会は最大クラスの津波について「発生が切迫している」としており、自治体は住民の避難を軸とした対策強化を求められそうだ。
政府は2006年、同震源域で起こる地震の最大規模をM8.6、死者約2700人とする被害想定を公表した。大震災の教訓を踏まえ、検討会は15年から、過去6千年間に起きた津波による堆積物を分析するなどの手法で、津波の高さや浸水予測の見直しを進めてきた。
分析の結果、北海道から岩手県にかけては12~13世紀と17世紀にそれぞれ最大規模の津波が起きたとみられると指摘。発生確率を求めるのは困難としながらも、間隔が300~400年なので「17世紀の津波からの経過時間を考えると、最大クラスの津波の発生が切迫している状況にあると考えられる」とした。
具体的な地震の最大規模は、日本海溝の三陸・日高沖でM9.1、千島海溝の十勝・根室沖でM9.3と推定。北海道厚岸町と浜中町で震度7、釧路市や青森県八戸市などで震度6強の揺れに見舞われるとしている。
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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58319310R20C20A4CR8000/
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