人材派遣元経営者を告発 ３１００万円脱税疑い―名古屋国税局（２１日）時事

　人材派遣の収入にかかる消費税約３１００万円を脱税したとして、名古屋国税局が消費税法違反などの疑いで、愛知県西尾市で人材派遣業をしていた山本盛光・元経営者（６６）＝同市＝を名古屋地検に告発したことが２０日、分かった。
　関係者などによると、山本元経営者は約５年前から「ワイ・サービス」の商号で事業展開し、ベトナムやインドネシアなど東南アジア出身の外国人を、愛知県内の自動車関連の部品会社や製菓会社など約２０社に派遣していた。２０１８年までの３年間に、外国人労働者約５０人分の派遣料収入計約３億９０００万円を申告せず、消費税など計約３１００万円を免れた疑いが持たれている。
　関係者によると、無申告加算税などを含む追徴税額は計約６２００万円に上る見込み。
　山本元経営者は取材に対し、一部は納税したと説明した上で、「脱税した金は貯蓄に回していた。脱税の認識はあり、反省している」と語った。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042100081&g=soc