警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安(４、５日　　単位・レベル)
明らかに法令違反だ
【治安うんちく】
　なんと平成２９年に発生したいじめが３年近く過ぎたこのほど明らかにされるなど、とんでもない事が来ていた。
　兵庫県尼崎市立尼崎高の水泳部の高校1年の女子生徒（18）が、いじめ被害を訴えて不登校になり、保護者が学校に「調べてほしい」と申告したのにもかかわらず、市教育委員会と学校が調査せず放置していたもの。
　いじめを受けた児童の教育を受ける権利を侵害しているだけでなく、これらの児童を救うため平成２５年に制定されている「いじめ防止対策推進法」に反する。
　この中にはいじめの早期発見と対処及びその対策などの方針が示されている。尼崎市のこうした放置は、明らかに法を無視しているのだ。
　この推進法に定められた「いじめ」―警察庁によると令和元年の事件数は２０３件あり、前年を５１件上回った。施行された当時の平成２５年には４１０件。その後、減少し続けて２８年には１４９件にまで減っている。そしてここ数年増加傾向に転じている。
　２０３件の事件数の中で「いじめ事件」は１９２件。そして「いじめに対する仕返し」は１１件もあった。
　事件による検挙と補導人員は２６６人。罪種別で最多は暴行の９０人。これに傷害の６３人、児童買春・児童ポルノの３７人、暴力行為の１８人などと続く。
　一方、いじめ事件の被害者は２０３人。このうち保護者に相談しているのは５５．７㌫もあった。そして学校の先生に相談は３１．５㌫、警察等の相談機関には１５．８㌫もある。相談しなかったは２２．２㌫。
尼崎市の事件では、被害者の女子生徒の両親は学校に相談しており、教育委員会も含めて許してはならない。
　首都・東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。

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https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20200403/1090006643.html

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