救急出動10年ぶり減 岡山市消防局 19年、高齢者59%で過去最高(15日)共同
岡山市消防局管内(市内と吉備中央町)の2019年の救急出動件数(速報値)は前年より894件(2・6%)少ない3万3103件で、10年ぶりに減少した。夏が記録的な猛暑となった18年と比べて熱中症の搬送が減ったことが主な要因という。
救急出動は近年、高齢化の進展に伴って右肩上がりとなっている。09年以降は年に1・1~6・0%と早いペースで増加してきた。19年は減少に転じたものの、高止まりしたままだ。
出動件数の内訳は、急病が2万1622件(前年比499件減)でトップ。続いて一般負傷が4820件(217件減)、交通事故が2922件(159件減)の順。出動間隔は15・9分に1回(前年は15・5分)で、前年比でわずかに長くなった。
実際に搬送した人数も前年比で750人減り、3万965人。このうち高齢者は1万8271人で全体の約59・0%を占める。高齢者の割合は過去最高となった。 搬送者のうち、入院の必要がない軽症者は1046人減の1万5517人。短期入院の中等症者は1万1405人、3週間以上の入院を要する重症者は3489人だった。
市消防局は「救急出動は依然として多い。高齢者のいる家では転倒防止で足元に物を置かないなど、生活環境から予防救急を心掛けてほしい」としている。
一方、管内の火災発生件数は前年の182件から2年ぶりに増加して200件。主な原因はたき火、たばこ、こんろなど。死者は1人増の8人で、このうち65歳以上は3人だった。
https://www.sanyonews.jp/article/993964/
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