東京五輪、迫る決断の時 変わり始めた状況―「聖火」も異例尽くし(22日)時事
【ロンドン時事】新型コロナウイルスの感染拡大による混乱が収まらない。世界中のスポーツイベントが相次いで中止や延期に追い込まれ、7月24日開幕の東京五輪開催にも暗雲が立ち込めている。スポーツ界だけでなく、経済面でも世界中にインパクトを与える夏の祭典は本当に行われるのか。世界各地で話題に上る中、この10日間ほどで状況が少しずつ変わり始めた。
◇きっかけは米大統領
「1年間延期した方がいいかもしれない」。トランプ米大統領による12日の発言が、一つのきっかけになった。五輪に大選手団を送る米国はメダル獲得数上位の常連で、五輪の国内独占放映権を持つNBCは、国際オリンピック委員会(IOC)の財政を莫大(ばくだい)な放映権料で支えている。その国のトップの言葉は影響力が強い。
予定通りの五輪開催を目指すと繰り返してきたバッハIOC会長にも、変化がみられた。ドイツのテレビ局によるインタビューで、世界保健機関(WHO)から大会の中止や延期を助言された場合は「従う」と述べた。
その後、IOCは17日から3日間にわたり、各国際競技団体(IF)や各国内オリンピック委員会(NOC)の幹部、選手向けに臨時電話会議を開催。「延期」や「中止」説の火消しのためだった。だが、バッハ会長は米紙ニューヨーク・タイムズが19日に報じたインタビューで「もちろん、さまざまなシナリオを検討している」と明かし、初めて通常開催以外の可能性を示唆。「判断は時期尚早」とも語り、これまで通り決断のタイムリミットは明言しなかったものの、その時は確実に迫っている。
◇一部から不安や反発の声 ……
続きを読む
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020032100414&g=soc
« 車から警報…乗用車盗もうとした犯人ら、所有者男性を別の車ではね逃走 男性は腰を打撲する軽傷/さいたま(22日)共同 | トップページ | 東京オリンピック“サッカーのように延期できない”IOC会長 (22日)NHK »
「スポーツ」カテゴリの記事
- 五輪組織委、30日で解散 橋本会長「評価頂いた」(30日)産経(2022.06.30)
- 水戸漫遊マラソン フルのみ8000人募集 実行委 ボランティアも(18日)共同(2022.04.18)
- 米女子プロバスケ選手を逮捕 薬物所持容疑―ロシア(6日)時事(2022.03.06)
- 北京五輪 出場予定の約50人が新型コロナ陽性に(3日)NHK(2022.02.03)
- 大相撲 隆の勝など関取6人コロナ感染確認 4人は同じ相撲部屋(2日)NHK(2022.02.02)
« 車から警報…乗用車盗もうとした犯人ら、所有者男性を別の車ではね逃走 男性は腰を打撲する軽傷/さいたま(22日)共同 | トップページ | 東京オリンピック“サッカーのように延期できない”IOC会長 (22日)NHK »
コメント