オウム真理教後継団体 20代以下の若い信者増加 公安調査庁 (20日)NHK
オウム真理教の後継団体の監視を行っている公安調査庁は、依然として松本智津夫元死刑囚への信仰が続いているほか、特に20代以下の若い信者が増えているとして警戒しています。
公安調査庁はオウム真理教の後継団体の「アレフ」や「ひかりの輪」などに対して施設への立ち入りを行うなど実態を調べています。
それによりますと信者の数は合わせておよそ1650人と10年前に比べるとおよそ150人増えています。
また信者のうち20代以下の割合はおよそ21%で、10年前の14%に比べて増加傾向にあることが分かりました。
公安調査庁によりますと特にアレフでは書店で宗教に関する本に興味がありそうな若者に声をかけたり、インターネットで自己啓発について書き込みをしている若者にSNSで接触したりして組織的に勧誘しているということです。
また団体名を隠してヨガ教室や勉強会への参加を勧めるなど、事件を知らない若い世代を取り込もうという動きがあるということです。
公安調査庁は後継団体について引き続き監視などを続けることにしています。
公安調査庁の児堀達也課長は「特に若者はオウム真理教に対する抵抗感がなくなっている。後継団体はいずれも松本元死刑囚の強い影響下にあり、過去にどのような事件を起こしたのか正しく知ってほしい」と話しています。
後継団体がコメント
「アレフ」は「オウム真理教の流れを受け継ぐ団体として事件を重く受け止め、一連の事件に関係して亡くなられたすべての人たちに対して深く哀悼の意を捧げ、改めてご冥福をお祈りいたします」などとコメントしています。
また「ひかりの輪」は「事件で犠牲になられた皆様のご冥福をお祈りするとともに、心身に傷を負われた多くの方々が1日も早く癒されるよう祈念し、当時のオウム教団に関わった者として、あらためて皆様に深くお詫び申し上げます」などとコメントしています。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200320/k10012341161000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_010
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