性的暴行罪 父親に有罪の逆転判決 被害受けた娘のコメント全文 (12日)TBS
愛知県で実の娘に性的暴行をした罪に問われた父親が、「娘は抵抗できない状態ではなかった」として無罪とされた裁判の2審の判決で、名古屋高等裁判所は「親による継続的な性的虐待の一環だということを十分に評価していない」として1審とは逆に有罪と判断し、検察の求刑どおり、父親に懲役10年を言い渡しました。有罪判決を受け、被害者の女性は弁護士を通じてコメントを出しました。 今日の名古屋高等裁判所の判決を受けて(令和2年3月12日)
1.私は、実の父親からこのような被害を受けてとても悔しい気持ちでいっぱいです。
「逃げようと思えば逃げられたんじゃないか。もっと早くに助けを求めたらこんな思いを長い間しなくて良かったんじゃないか・・・」。
そう周りに言われもしたし、そのように思われていたのはわかっています。でも、どうしてもそれができなかった一番の理由は、幼少期に暴力を振るわれたからです。
「だれかに相談したい」、「やめてもらいたい」と考えるようになったときもありました。
そのことを友達に相談して友達から嫌われるのも嫌だったし、警察に行くことで弟達がこの先苦労するのではないかと思うと、とても怖くてじっと堪え続けるしかありませんでした。
次第に私の感情もなくなって、まるで人形のようでした。
被害を受けるたび、私は決まって泣きました。
「私にはまだ泣ける感情が残っている」ということ、それだけが唯一の救いでした。
私が一人っ子だったら、何も迷わずにもっと早くに訴えられていたかもしれません。
やっぱり大切な弟たちのことが心配だったのです。
そんな弟たちと離れなくてはいけなくなること、生活が大変になるかもしれないこと、ただそれだけを考えると、嫌でも仕方なくてじっと我慢するしかできませんでした。
今も弟たちに会いたい。
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