漏えい容疑で弘前市職員逮捕 市の個人情報、地元紙に―青森(1日)時事
青森県弘前市の職員約2700人分の個人情報が流出した問題で、青森県警は1日、同市職員瓜田武久容疑者(53)=同市北柳町=を地方公務員法(守秘義務)違反と偽計業務妨害の疑いで逮捕した。県警によると、情報を流出させたことは認め、偽計業務妨害容疑は否認しているという。
逮捕容疑は、昨年12月12日、弘前市職員の個人情報を添付した電子メールを地元紙に送信し、業務上知り得た秘密を漏らすとともに、同月から今年2月にかけ、地元紙から連絡を受けた市に情報流出の有無の確認をさせるなどし、市職員の通常業務を妨害した疑い。
弘前市によると、瓜田容疑者は市農業委員会事務局主査で、メールが届いたのは地元紙の東奥日報社(青森市)。2017年度時点の非常勤を含むほぼ全職員2747人分の氏名、最終学歴、給料など約70項目が記され、市人事課で管理するデータとほぼ同じものだった。流出ルートが判明しなかったため、市は今年1月8日、地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで県警弘前署に容疑者不詳のまま刑事告発した。
市人事課で管理するデータは同課の共有サーバーで保存されており、アクセスできるのは同課のパソコンに限られ、パスワードが必要。瓜田容疑者は昨年10月から長期休暇中で、過去に人事課に在籍した経歴はないという。 県警によると、瓜田容疑者はデータを持ち帰って自宅のパソコンから送ったと供述している。県警はデータの入手経緯や動機などを詳しく調べる。
桜田宏・弘前市長は「職員の逮捕は極めて遺憾で、市民の皆さまに心より深くおわびする。事態を重く受け止め、職員一丸となり信頼回復に全力で努めたい」とコメントを出した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020030100262&g=soc
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