警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安(２９、３０日　単位・レベル)
警察の威信をかけろ
【治安うんちく】
　 日本でも古代からあった「人身売買」―米国務省の発表では中国は北朝鮮やシリア、ロシアとともに世界で最悪の国だという。
　日本では元禄時代や安永時代の１７００年代は、遊女に絡む人身売買が江戸を中心に話題になっていた。近年では２０１８年にカンボジア国籍の女性を日本の業者に売り渡したとして、首都プノンペンでレストランを経営する日本人の男（５２）ら３人がカンボジア警察に逮捕されている。女性は群馬県内で売春を強要されていたという。
　この人権無視の犯罪―検挙件数、検挙人員とも増減を繰り返しており、衰えることはないようだ。
　…　…　…　…　…
　警察庁によると平成３０年の人身取引の検挙件数は３６件で検挙人員は４０人。年間推移をみると平成２６年は３２件２４人だったが、翌年には４４件と増加し人員も４９人となった。
さらに２９年には４６件で人員は３０人。そして３０年は前年より減少傾向にある。検挙人員だけでは平成１７年が８３人もあったが、以後、増減を繰り返している。
　３０年の被害者は２５人でうち日本人は１８人で約７割を占めている。他にフィリピン人４人、タイ人３人と続いている。
　過去５年間でみると被害者のほとんどは女性で、年齢では日本人の約６割は２０歳未満だ。外国人では２０歳代が半数を超えていた。
　とにかく、国境を越えての卑劣は犯罪―「人」は「物」じゃない。徹底捜査で警察の威信をかけろ！
　首都・東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。

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