警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安(１８、１９日　単位・レベル)
補導少年数は驚きの数字だ
【治安うんちく】
　近年の犯罪による少年の検挙・補導人員は減少傾向にあるものの、補導される少年は依然として多い。中でも不良行為の元凶となる深夜はいかいなどはとどまる気配さえ見せない。以下は今年３月中の報道された検挙内容の一部だ。
★小学生の万引き、中学生を逆転　キャッシュレス一因？（１５日）日経
★車盗んだ疑いで中学生逮捕　新型コロナで休校中、運転も(１４日)朝日
★小6男児、同級生に10万円渡す（１３日）西日本
★自宅に放火した疑い、中学生を逮捕　焼け跡から2遺体（７日）朝日
★酒に酔って？男性殴る　容疑の少年逮捕　神奈川県警(５日)産経
★ｉＰｈｏｎｅ“脱獄”　改造スマホ不正販売容疑で少年逮捕(３日)産経
…　…　…　…　…
　警察庁によると令和元年の刑法犯検挙少年数は既に書いているが、１万９９１４人で、最多は窃盗の１万０８１３人。前年より２３５０人減っている。
　問題は、不良行為で補導された少年は３７万４９８２人もおり、それでも前年より２万９７７２人の減。平成２２年は１０１万１９６４人、翌２３年は１０１万３１６７人もあったから激減しているのだ。
　態様別でみると最も多いのは深夜はいかいで２１万０６９１人という驚きの数字だ。それでも前年より１万５６８６人減っている。過去１０年間で最も多かったのは２３年で５６万４５７５人もあった。
　次いで多いのは喫煙。成人でさえ減っているのになんと９万８７８７人が補導されている。
　これに飲酒が続いているが、１万３８９５人も補導されているだけでなく、なんと前年より５２４人も増えている。
　このほかパチンコなど不健全娯楽でも１万８４８６人が補導されているばかりか、家出は４２２８人もいる。
　報道では上記のように刑法犯などでの検挙はよく見られるが、不良行為の補導はなかなか報道されない。しかし、こうした数字を見ると末恐ろしくなってしまう。　
　首都・東京の体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。    

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