警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安(１７、１８日　単位・レベル)
認知症は恐ろしい
【治安うんちく】
　このような美談は殺伐とした世の中では一服の清涼剤になりますよ。
　京都府亀岡市の中学２年男子生徒が自宅近くでランニング中にすれ違った高齢の女性から「ヘルパーさんはどこ」と聞かれた。周囲は薄暗くなっており、言動から不審に思った男子生徒は近くの交番に女性を連れて行き、警察官に状況を説明した。女性は８０代でひとり暮らしで認知症の疑いがあったことから、府警は男子生徒に感謝状を贈った。
　認知症―厚労省によると２０２５年には７００万人を突破すると言われている。
　今年１月、警察庁は警視庁生活安全部長と全国警察本部長宛に通達を出した。それは認知症に係わる行方不明者届け出受理時の留意事項などだ。
　全国の警察が平成３０年に受理した認知症数は１万６９２７人。行方不明者全体が８万７９６２人だから約８分の１にあたる。
　不明者のうち所在が確認されたのは７万２９４９人。うち認知症は１万６２２７人だった。所在確認に要した日数は受理当日が７３．４㌫あるが、２～７日が２６．０㌫、１か月から３か月も０．２㌫ある。
　そう言う意味では京都府の中学生の行動は、女性がひとり暮らしであったことを考慮すると、まさにひとりの命を救ったこととして評価に値する。
　警察官にならないのかなあ～
　　首都・東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。

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