警視庁管内体感治安レベル2位
首都東京体感治安(15、16日 単位・レベル)
再犯率も問題だが共犯率も
【治安うんちく】
今年に入って京都府立高1年の男子生徒が大麻取締法違反容疑で逮捕された事件で、府教育委員会が決めた事は再発防止策だった。内容は、生徒と信頼関係を築き日常の様子を注意深く観察すること。これまでの取り組みを再点検して形骸化しないよう効果的に指導すること。保護者や警察との連携に努めることなどだった。そういえば少年犯罪は激減しているが、再犯者率は増加しているという。
犯罪白書によると平成21年の少年犯罪の再犯者率は31.3㌫でその後は年々増加し同28年には37.1㌫になった。しかし翌29年には35.5㌫に落ちたものの、同30年には48.8㌫を記録。平成に入って10年ごろは30㌫台で推移しており、5割に近くなったのは最悪の数字だ。
刑法犯だけの数字になるが警察庁によると令和元年の検挙人員は1万9914人で前年より3575人の減少。
このうち、再犯者数は6773人で再犯者率は34、0㌫。殺人や強盗などの凶悪犯は検挙者数457人のうち再犯者は225人で率は最も高く49.2㌫にのぼった。
続いて窃盗犯は1万0813人のうち再犯者は3472人で率は32,1㌫。
刑法犯に限った警察庁の数字では率が最も高かったのは平成28年の37.1㌫で、過去10年間は増減を繰り返している。
問題は共犯率だ。令和元年の少年同士の事件の共犯率は21.2㌫で、成人同士事件の共犯率の9.8㌫を大きく上回っていることだ。
検挙人員が減っているので再犯者率が高いからと言っても人数の減少は当然だが、今後は検挙数だけではなく、いかにして再犯を押さえるかだ。そして、その背景には共犯率が高いという少年らしい何かが隠れているような気がする。残念ながらそれを裏付ける数字は入手できなかった。
首都・東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
★SNS融資詐欺に注意! 新型コロナ乗じて勧誘―金融庁 (14日)時事
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020031400278&g=soc
★マスク販売装うメール カード不正利用被害、釧路 (10日)産経
★偽はがきで詐欺被害急増 「印刷工場」に720万人名簿も (8日)日経
★「水道管に新型コロナウイルス付着」とうそ 詐欺被害に注意 (7日)NHK
★不正送金、口座調達役を逮捕 国際詐欺グループが利用か (5日)共同
★「マスク無料」「下水道にコロナ」 便乗詐欺か、不審電話相次ぐ―新型肺炎 (5日)時事
★競馬情報など1190万円詐欺被害の男性に「被害金請求しませんか」75万円詐取 容疑で男2人逮捕 (2日)共同
★住吉会系組織、特殊詐欺か 有力団体組員ら9人逮捕 (2日)産経
★犬の“お巡りさん”大手柄 偽電話詐欺の容疑者見つけ「ワン」(1日)西日本
★松雪さん(小郡市)に感謝状 ニセ電話詐欺未然に防ぐ (29日)共同
★故意にぶつかり「スマホ壊れた」当たり屋グループを詐欺容疑で逮捕 大阪府警 (28日)産経
最近のコメント