警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安(１４、１５日　単位・レベル)
少年の大麻が増えている
【治安うんちく】
　昨年１２月、新潟県の高校生を含む２２人が、SNSを利用して大麻を入手していたとして新潟県警に逮捕されていることが分かった。昨年は確かに覚醒剤が減少傾向を示しているのに大麻が増えていたが、それが１０代の高校生にまで広がりを見せているのかと思うとゾッとした。
　しかも、今年に入ってからは京都府立高1年の男子生徒が、大麻取締法違反（所持）容疑で逮捕されるなど未成年者の大麻法違反での検挙人員が増えている。
　…　…　…　…　…
　警察庁によると令和元年に刑法犯で検挙された少年は１万９９１４人で、全刑法犯検挙人員の１０．３%にも及ぶ。しかし、過去１０年間減少し続けて最も少なかったのがせめてもの救いだ。ところが特別法犯になると検挙人員は４５５７人で前年より２０３人増えている。
　中でも目立つのが大麻取締法違反が増加傾向を示していることだ。前年より１８０人増の６０９人になっている。
　かつて、シンナー遊びが全盛時の昭和の時代に、覚醒剤を使用している現場の撮影に成功したことがあった。新宿駅の東口ロータリーから、目隠しされて車で現場まで連れていかれたが、車内で話すとまぎれもなく少年だった。
　話し方も幼いが、薬物使用についても罪の重さを感じていないのだ。
　「覚醒剤だってシンナーのようなものですよ」
　遊び心での利用だということを知ったが、このとこについて、麻薬取締官と話題にしたことがあった。「流通もそうだが、社会のルール教育が大事だ」と…
　　首都・東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。

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