辺野古「軟弱」 検出3度 防衛省、採用せず 70メートル超地盤(22日)共同
沖縄県名護市辺野古(へのこ)の米軍新基地建設を巡り、海面下七十メートルより深い地点に軟弱地盤があることを示すデータが見つかった問題で、防衛省が実施した別の試験でも「軟弱」をうかがわせるデータが検出されたことが分かった。「七十メートルより深い地盤は非常に固い」とする防衛省の想定に反するデータが明らかになるのは今回で三度目。建設に不利なデータを排除して工事を強引に進める防衛省の姿勢がいっそう鮮明になった。 (中沢誠)
防衛省は新たに判明したデータについて「地層構成を確認する参考にした」とし設計に反映していない。
新たな「軟弱」データは粘土層が海面下九十メートルまで達している「B27」地点の試験結果から算出された。円すい形の機器を地中に突き刺し、土の抵抗力を測る「コーン貫入試験」によるもので、国の基準でも「データの信頼度が高い」とされている。土の抵抗力から「非排水せん断強さ」という強度を算出できる。
コーン貫入試験は、受注業者が二〇一七年にB27地点を含め、埋め立て予定地の十五カ所で実施。そのデータによると、B27地点では、学会が定める六段階の強度区分のうち、深さ七十~八十メートルの地盤は二番目や三番目に軟らかい値を推移。防衛省が想定した「非常に固い」の基準値に届くのは九十メートル近くになってからだった。
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https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020022290070514.html
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