警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安(９、１０日　単位・レベル)
アップはしているのだが…
【治安うんちく】
　昭和の時代に警察を担当していたころ気にしていたのは検挙率だった。ところが平成に入り、最も気にするようになったのが認知件数。その認知件数が激減しているのに検挙率はなかなかアップしない。
　警察庁によると令和元年の刑法犯検挙率は３９．３㌫で前年より１．４ポイントアップしている。低いとは言え年々上がっているのは確かだ。
　最も高いのが凶悪犯で９０．１㌫。前年より１．６ポイント上がっている。中でも強制性交は９３．３㌫、殺人は９９．５㌫だった。
　次が暴行や傷害などの粗暴犯で８４．６㌫、賭博やわいせいなどの風俗犯の７９．３㌫、国民的犯罪の詐欺などの知能犯は５３．0㌫で前年を６．８ポイントもアップしている。
　そして最も低いのが窃盗犯で３４．０㌫。全刑法犯の約７割を占めており、この低さは全刑法犯に影響を与えている。自転車や自動車など乗り物盗が９．２㌫と一桁台。１００件発生しても１０件も捕まらないのだ。　
　ランキングは秋田の７８．９㌫、鳥取の７３．４㌫、山形の６９．９㌫、福井の６４．６㌫、島根の６４．２㌫と続く。
　低かったのは大阪の２６．１㌫、千葉の３０．８㌫、東京の３２．８㌫、埼玉の３３．８㌫、京都の３４．４㌫など。
　　昭和の時代の最高は６０年の６４．２㌫、最低は同４４年の５３．８㌫だった。

 　首都・東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。

　【注意】今年に入り、３回目になるが不審な電話がかかってくる。
　「東京都からのお知らせです。…家庭用蓄電池の補助金がでるようになるのでアンケートに答えてください…」などと、女性の声で聞き出だそうとする。いずれも「非通知」だ。東京都がかけているのなら非通知にするな!

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