拉致被害者向けラジオ番組を公開録音 島根県安来市〔地域〕(28日)時事
北朝鮮の拉致被害者に向けて家族のメッセージや日本の音楽などを届ける、短波ラジオ番組の公開録音が島根県安来市で行われた。政府が運営する「ふるさとの風」と民間団体の特定失踪者問題調査会が運営する「しおかぜ」の2番組が共同で収録した。中国地方で両番組の公開録音をするのは今回が初めて。
会場には、拉致被害者の松本京子さんの兄・松本孟さんや、特定失踪者の益田ひろみさん、和田佑介さん、上田英司さん、古都瑞子さん、荒谷敏生さんの家族や同級生らが参加。「どうぞ元気でいてください」と体調を心配する手紙や「今すぐ会いたい」と一日も早い再会を望む切実なメッセージが読み上げられ、会場では涙を流す参加者も見られた。
特定失踪者問題調査会の副代表兼事務局長で番組の司会も務めた村尾建兒氏は「脱北者に聞くと北朝鮮の市民は、国外の情報源として中波や短波ラジオをよく聞いている。2002年に帰国した拉致被害者の曽我ひとみさんの夫、ジェンキンスさんも日本語放送を聞いていた。北朝鮮が常に妨害電波を出しているのは嫌がっている証拠」とラジオ放送の意義を強調。番組収録に協力した近藤宏樹安来市長は「今後も拉致被害の現状を市民に広く伝え、みなさん全員が晴れてふるさとに帰れる日が来るよう尽力してまいります。皆さんどうかその日まで頑張ってください」と被害者に呼び掛けた。番組の最後には、一般市民など約120人の参加者全員で拉致問題の解決を訴えた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020012800494&g=soc
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