岡山県警の愛カード発行10年 高齢者の運転免許自主返納後押し (4日)共同
運転免許証を自主的に返納した高齢者(65歳以上)に岡山県警が独自に交付する「おかやま愛カード」の事業が今年で10年を迎えた。公共交通機関の運賃や飲食店での割引といった特典が後押しして交付者数は増え、今年10月末時点の累計は5万8471人。一方で免許を保有する高齢者は増え続けており、県警は特典のさらなる充実とともに、返納しやすい環境づくりを進めたい考えだ。
「事故を起こすわけにはいかないので」
11月下旬、物延光子さん(88)=岡山市北区=は岡山西署を訪れ、約50年所持してきた免許を返した。数年前から運転に不安を感じており、山道を走行中、道路脇の岩に気付かず車を接触させたのを機に決断。「今後は割引の特典を利用してバスを使いたい」と愛カードを受け取った。
■即日交付
愛カードの事業は、全国的に高齢ドライバーの交通事故が後を絶たない中、2009年11月から始まった。免許を返納、失効した高齢者の申請で交付している。
返納制度が開始された1998年から11年間で2665人だった返納者数は、2010年に1年間で3773人に急増。17年には7千人を突破した。
大きな理由は愛カードに付いたさまざまな特典だ。県内の全路線バスと井原鉄道、水島臨海鉄道の運賃が半額、一部タクシーの運賃が1割引きとなるほか、飲食店の割引や金融機関の金利優遇といったサービスもある。こうした特典が受けられる加盟事業者は当初の倍以上の2545事業所まで広がっている。
18年10月からは返納者に愛カードを即日交付するようにして、従来、2週間かかっていた交付までの“待ち時間”も改善した。
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