【ひと】九州の県警で初の女性トップ、杉内由美子佐賀県警本部長(16日)西日本
佐賀県警本部長として8月に着任した。九州では初の女性本部長とあって注目を集めるが、「業務に性別は関係ない。意識せずに仕事に向き合うだけ」と話す。
東京大に在学中、先輩に誘われて参加した説明会が警察庁受験のきっかけだった。別の官庁を志望していたが、地域の人々に寄り添って働く警察の仕事に魅力を感じた。
1993年に入庁し、96年に設置されたばかりの犯罪被害者対策室(現・犯罪被害者支援室)に配属された。今では認知されるようになった被害者支援も「当時は警察内部でも関心が薄かった」。
性犯罪などの被害女性が泣き寝入りすることも少なくなく、全国の警察本部に呼び掛け、相談窓口の設置や女性警察官の育成に尽力。専門家を招いてパネルディスカッションを開くなど、被害者支援の輪拡大に努めてきた。
愛媛、埼玉など各地の県警に赴任した際も継続して被害者支援に力を入れた。「殺人事件など、事件に巻き込まれて大切な人を亡くす被害者遺族の姿を見て、改めて支援の大切さを実感した」
九州での勤務は初めて。佐賀での暮らしも4カ月近くになり、「嬉野温泉でリフレッシュできた」と笑う。一方、佐賀は運転マナーの悪さが指摘され、自身も「車で走ると車間距離の短さが気になる」。多発する交通事故を食い止めるため取り締まりを強化し、マナー向上の広報活動に力を入れている。
趣味は沖縄伝統の染色工芸「紅型(びんがた)」。仕事の合間を縫って、ランチョンマットや風呂敷を染めるという。50歳。埼玉県出身。 (野村有希)
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/568520/
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