熊谷6人殺害、二審は無期懲役 ペルー人被告「心神耗弱」―一審死刑破棄・東京高裁(5日)時事
埼玉県熊谷市で2015年、女児2人を含む6人が殺害された事件で、強盗殺人などの罪に問われたペルー国籍ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(34)の控訴審判決が5日、東京高裁であった。大熊一之裁判長は一審さいたま地裁の死刑判決を破棄、無期懲役を言い渡した。大熊裁判長は犯行時の被告について、心神耗弱状態だったと判断した。
〔ニュースワード〕熊谷6人殺害事件
一審に続き、刑事責任能力の有無が最大の争点で、弁護側は「統合失調症により妄想に支配された犯行で、動機も了解不可能。完全責任能力を認めた一審は誤りだ」などと主張。仮に無罪を言い渡せない場合は、いったん公判を打ち切り、病状の改善を待って審理し直すべきだと訴えていた。
一審さいたま地裁の裁判員裁判は18年3月、被告が統合失調症に罹患(りかん)していたと認めたが、「残された正常な精神機能に基づき、金品入手という目的に沿った行動を取った」と完全責任能力を認定し、弁護側が控訴した。一審裁判員裁判の死刑判決が高裁で破棄されたのは6件目。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019120500799&g=soc
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