警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(２５、２６日　単位・レベル)

街頭犯罪の検挙率は低い
【治安うんちく】
　２５日朝、東京・新宿区の路上で、６０代とみられる男性が、見知らぬ男に刃物で首を刺される通り魔事件が発生した。男性は路上で首から血を流して倒れていて、救急車で病院に運ばれたが、命に別状はないという。警視庁は黒っぽい服を着た４０代から５０代の男を傷害容疑で追っている。
　理由もないのに、しかも道路を歩いていて突然襲われるなんて、体感的には恐ろしい。
　平成３０年の刑法犯の発生を場所別でみると、凶悪犯の認知件数８１万７３３８件のうち最も多いのはもちろん一戸建て住宅の１１万３４４６件だが、次に多いのは駐輪場の９万０９８５件。道路上は３番目で８万０３０６件もある。今回の事件のような傷害事件となると道路上が最も多く２万２５２３件だった。
　警察庁によると今年９月現在の街頭犯罪のランキングは東京の２万７５７３件、大阪の２万７５６５件、埼玉の１万５９５５件、神奈川の１万１３４０件、愛知の１万１３２７件と続く。
　検挙率は低く１１．３%。ランキングは佐賀の５４．４%、和歌山の３７．０%、福井の３５．６%、滋賀の２８．３%、香川の２６．９%の順。低かったのは東京の５．９%、京都の６．２%、三重の８．１%、宮城の８．７%、大阪の８．８%などだった。
　今回の事件のような障害事件の認知件数のランキングは東京の１６２１件、大阪の７８７件、千葉の３６４件、埼玉の３６４件、神奈川の４１８件と続いている。
　　首都・東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。

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