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2019年10月24日 (木)

工藤会支配、金か粛清か 市民襲撃初公判 鉄の結束、法廷でも(24日)西日本

「鉄の結束」を誇った組織のトップと、忠実なナンバー2が初めて法廷に並んだ。殺人などの罪に問われた特定危険指定暴力団工藤会総裁の野村悟被告(72)と会長の田上不美夫被告(63)の公判が23日、福岡地裁で始まった。福岡県警の壊滅作戦で逮捕されてから1800日余り。組での序列そのままに、田上被告は随所で野村被告を気遣った。アメとムチで支配固めをした両被告の裁判の行方を、元組員は複雑な心境で見つめる。
 午前10時、地裁904号法廷は複数の警察官が警備に当たる物々しい雰囲気に包まれた。ともに黒っぽいスーツに白のワイシャツ姿の両被告が入廷した。
 裁判長から証言台に立つよう促されると、田上被告は野村被告に手を差し出して先を譲るようなしぐさを見せた。「野村被告の指揮命令に基づき」-。検察官が起訴状を朗読すると、田上被告が一瞬、検察官に目を向けた。
捜査関係者や元組員によると、両被告が“急接近”したのは、1998年10月にともに逮捕されたパチンコ店恐喝事件。田上被告が野村被告をかばい、野村被告は不起訴処分になった。
恩を感じた野村被告は2003年、出所した田上被告を自身が所属する2次団体田中組の組長に抜てき。野村被告を「おじき」と呼んでいた田上被告は「おやじ」と慕うようになった。以来15年、野村被告は「無口で忠実」(元組員)な田上被告を従え、組織を掌握していった。
 元組員は、組のために“仕事(事件)”をして服役し、出所した時のことを鮮明に記憶する。札束がどっさり入った段ボール箱が目の前に置かれた。野村被告からの出所祝いだった。「金にものを言わせ、マインドコントロールがうまかった」
 ある事で野村被告と距離を置いた組関係者が人づてに「億単位の金を払うから命は助けてくれ」と懇願しても、野村被告は「金でどうにかなる話やない。やくざの世界はそういうもんや」と突き放したという。
08年に溝下秀男前会長が死亡すると、野村被告は、前会長に近い組員を飲ませ食わせして「懐柔」。一方、反目する組員らが射殺される事件が相次いだ。野村被告の指示は「絶対」-。別の元組員は「意見する人はいなかった」と言う。
 この日の公判は、休憩をはさんで5時間弱。両被告は少し疲れた様子で法廷を後にした。今後は週2回ペースで審理が続き、来年夏以降に結審する見通しだ。
 ある元組員は言う。「2人がどうなってほしいとか特にない。自分だって組でいい思いをした時もあるから」。両被告とある意味“同罪”で、一方的に非難することもできない。
 「どう言えばいいか…。ただ、2人はやりすぎた」
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/553561/

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