工藤会総裁ら 23日から裁判(23日)NHK
特定危険指定暴力団「工藤会」が市民を狙ったとされる4つの事件で、殺人などの罪に問われているトップの野村悟被告らの裁判が23日から始まります。一連の事件が、トップの指揮命令に基づく組織的な犯行だったかどうかが焦点となります。
工藤会をめぐっては、▼平成10年の漁協の元組合長の射殺事件、▼平成24年から26年に起きた、工藤会の捜査を長年担当した元警察官の銃撃事件、▼美容外科クリニックの看護師の襲撃事件、▼歯科医師の襲撃事件の4つの事件に関わったとされ、23日から、殺人などの罪に問われているトップで総裁の野村被告とナンバー2で会長の田上不美夫被告の裁判が福岡地方裁判所で始まります。
一連の事件について、検察側は、野村被告らと実行犯との間に共謀があったと主張する方針の一方、被告側は無罪を主張するとみられます。
直接的な証拠に限りがある中、野村被告らトップの指揮命令に基づく工藤会の組織的な犯行だったかどうかについて、裁判所がどう判断するかが焦点となります。
通常、殺人などの凶悪事件は裁判員裁判となりますが、今回は、「工藤会が裁判員に危害を加えるおそれがある」として裁判官だけで審理されるほか、報復を恐れる証人などが、法廷とは別の部屋から証言する証人尋問も予定されています。
裁判は、今後、週2回のペースで審理されますが、証人は合わせて91人にのぼり、審理を終えるのは来年夏になる見通しです。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20191023/5010005905.html
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