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2019年10月30日 (水)

2019年10月30日 (水)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(30、31日 単位・レベル)
やはりプロでなくちゃ~
【治安うんちく】
2009_1228_222559212_20191030203301F1015159  ハロウィーンと言えば東京・渋谷―警視庁は26日から機動隊を投入するなど特別警戒に当たっていたが、この日に24歳の一人の男が逮捕された。
 容疑は渋谷区道玄坂の路上で、信号待ちをしていた女性(24)のバッグから現金約5千円が入った財布とスマートフォン1台をすり取った疑い。
 特別警戒は機動隊だけではなかった。窃盗犯専門でしかも「すり」捜査のプロフィッシヨナルともいわれる捜査3課の刑事も入っていた。捜査員が不審な行動の男を発見し数十分も尾行しての逮捕だった。この辺が「刑事は職人」と言われるゆえんだ。
 「すり」ー乗り物の混雑の中で犯行に及ぶ者を「箱師(はこし)」。そして今回のような繁華街で行う者を「平場師」と呼ばれている、一種の〝技術屋〟。古くは大阪に多かったが、明治維新後は東京にも拡大。組織化されていったという話もある。仕立屋銀次はその代表的な人物だ。
 そのすりが今年になって増加傾向にある。
 警察庁によると今年9月現在のすりの認知件数は2428件で、前年同期より6件の増加。ランキングは東京が圧倒的に多く1156件。これに大阪の487件、福岡の153件、愛知の88件、埼玉の80件と続く。
 福岡がなんと前年より56件も増えたのをはじめ大阪が30件、東京が21件、北海道が19件も増えている。
 検挙率は低く27.3%で、前年より2.2ポイントも下がった。ランキングは青森の200%、栃木の175%、岩手や山形。そして沖縄など9県が100%超えだった。
 低かったのは大阪の10.7%、岐阜の16.7%、茨城の18.8%、愛知の26.1%、奈良の28.6%などだが、発生があっても検挙がなかったのは長野、鳥取、徳島、高知、宮崎の5県。認知が最も多かった東京は13.6%だった。
  首都・東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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