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2019年9月25日 (水)

近隣に侵入盗被害「就寝中、財布とられた」 茨城一家殺傷(25日)産経

茨城県境町若林の民家で会社員の小林光則さん(48)と妻の美和さん(50)が殺害され、長男(13)と次女(11)が重軽傷を負った事件で、複数の近隣住民が異口同音に明かすのは「大きな犯罪はないが泥棒は多い」(付近の男性)という土地柄だ。侵入窃盗被害の頻発を受け、町が周辺の道路に複数の防犯カメラを設置した矢先だった。殺傷事件に解決の糸口が見えない中、以前からくすぶっていた住民の不安感の増幅を招いている。
 「私も、自宅で就寝中に財布を持っていかれた経験がある…」
 こう苦い表情を浮かべるのは、小林さん方の近くに住む男性(86)だ。
 近くの会社に勤める別の男性も「4年くらい前に、畑に置きっぱなしのトラクターなどの盗難が多発した。それを受けて町が防犯カメラを設置するようになった」。周辺を車でよく通るという古河市の男性(72)は「境町は侵入盗が多いらしい。私の知人も『就寝中に何者かに押し入られ、気づいたら襲われてしまうから寝たふりをしていた』と話していた」と明かす。
 こうした状況に不安を感じる住民は少なくなかった。町による防犯カメラ設置などの対応に加え、最近では、住民組織が自ら空き巣への注意を呼びかけるなどの動きもあった。
 そもそも、茨城県は住宅侵入窃盗事件の発生率が高い傾向がある。1~8月の人口10万人あたりの認知件数は32・7件(全国平均14・8件)で、全国ワーストを記録した。境町が公表しているデータによると、1~7月に町内で起きた侵入盗は9件で、無施錠の浴室の窓から忍び込んだケースなどが確認されている。
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