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2019年9月22日 (日)

千葉台風2週間 停電・断水「もう限界」(22日)産経

台風15号による千葉県の被害は23日で発生から2週間。停電はピーク時の約64万戸から減少したものの、22日午後6時現在、なお約2800戸で続き、懐中電灯やろうそくが頼りの不自由な生活を強いられている。台風17号の北上に備え、壊れた屋根をブルーシートで覆う人々の姿も。終わりの見えない災害に被災地の住民からは失望と憤りの声が聞かれた。(永田岳彦、白杉有紗)
病気の妻預け
 22日午前の時点でも停電が続いていた鋸南(きょなん)町上佐久間地区。同地区に住む農業の福原利宏さん(79)は「電気の復旧でこの地区は最後まで取り残されるのではないか」と不安を口にする。
 福原さんの家は水道とガスは無事だったが、停電で冷蔵庫が使えない状態がずっと続いた。「食事も好きな物を作れないし、食べるものが偏るので、ストレスや疲れがたまる一方。これから先どうなるのか」と空を仰いだ。
 台風直後から停電が8日間続いたという同町奥山の無職、川崎芳郎さん(84)は機械による24時間の酸素吸入が必要な妻を一時、成田市の親戚の家に預けた。「電気が止まったことで病院や福祉施設にも一切連絡が取れず、大変だった」と振り返る。
 電気が復旧するまで10日ほどかかったという南房総市富浦町南無谷の無職、鎌田義治さん(84)も「停電が長引いて、懐中電灯やろうそくを買おうにも売ってないし、困った」と話す。家も屋根や窓が台風で壊され、「大変だが、少しずつ片付けるしかない」と恨めしそうに語った。

 同市千倉町南朝夷(あさい)の50代の男性会社員は19日夕に停電が解消されるまで発電機を借りて電力をまかなっていたが、「(発電機が止まってしまわないよう)夕飯時だけ電気をつけていた」と明かす。
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