侵入盗発生率、5年連続ワースト 一家殺傷事件の茨城(28日)産経
茨城県境町若林の民家で会社員の小林光則さん(48)と妻の美和さん(50)が殺害され長男(13)らが重軽傷を負った事件では、現場周辺で空き巣などが頻発している状況がクローズアップされた。実は、茨城県の住宅侵入窃盗の発生率は全国屈指の高さで、人口10万人当たりの認知件数は昨年まで5年連続で全国ワーストを記録している。背景には、住宅が近接していない地域が多いなどの事情があるようだ。 県警生活安全総務課によると、県内での住宅侵入窃盗の10万人当たり認知件数は近年、年70件前後で推移しており、昨年は68・6件(全国平均24・9件)にのぼった。今年も、1~8月で32・7件(同14・8件)が確認され、全国ワーストとなっている。
同課の担当者は「茨城は住宅敷地が広い傾向にあり、侵入されても気づきにくい。住宅が集中せずに点在していることも要因だ。高速道路網が整備されているので、犯行後に遠くへ逃走しやすい」と分析する。
無施錠の住宅が狙われている傾向も顕著だ。昨年までの5年間の被害を侵入手段別でみると、47%が無施錠箇所からの侵入だった。
捜査関係者によると、今回の殺傷事件でも、犯人は1階の無施錠窓から侵入した可能性が高い。8月に茨城県八千代町の民家で起きた夫婦殺傷事件でも、殺人未遂罪で起訴されたベトナム人農業実習生は無施錠箇所から侵入したとみられている。
県警生活安全総務課の担当者は「『少しの時間の外出でも施錠』『就寝時は必ず施錠』という意識を持ってほしい」と話している。(永井大輔)
https://www.sankei.com/affairs/news/190927/afr1909270081-n1.html
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