漁船が五輪会場警備へ セーリング、日当支払い補償検討(16日)朝日
2020年東京五輪のセーリング競技について、開催地の江の島(神奈川県藤沢市)周辺の漁業者が会場警備の一部を担う計画があることが、地元関係者への取材でわかった。本番では一定期間の休漁も想定される。警備を担う漁業者に日当を支払い、補償の一部とすることも検討されているという。
大会組織委員会は今月17日から22日まで、本番と同じ海域でテスト大会を実施。地元関係者などによると、テスト期間中のべ100隻以上の漁船が「警戒船」になり、相模湾にある六つのレース海面を取り囲むように配置される。多い日は漁船など約50隻がGPS(全地球測位システム)端末を使って位置取りし、競技の妨げになる遊漁船などの侵入を防ぐ。
海上工事などの場合、安全のため無関係の船が近づかないよう、警戒船の配置や事前講習が求められている。五輪は工事ではないものの、競技エリア周辺は複数の船の往来がある。第3管区海上保安本部によると、7月下旬に漁業関係者ら約60人への講習を実施したという。
テストを踏まえ、来年の大会本番でも漁船が警備にあたる計画が進んでいる。シラス漁などで知られる江の島では一定期間、漁ができない可能性もある。漁業者への営業補償が発生した場合、東京都が負担するが、補償額や補償の対象は現在検討中という。関係者は「警戒船の業務を担えれば、(日当が)一定の補償となる」と話す。(斉藤佑介、前田大輔)
https://www.asahi.com/articles/ASM8J4DGMM8JUTIL00Y.html
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