高2男子転落死 いじめ認定 因果関係は判断せず(9日)産経
大阪府教育庁は9日、平成28年秋に学校近くのマンションから転落死した府立高2年の男子生徒=当時(17)=について、同級生からいじめを受けていたとする第三者による審議会の報告書を公表した。報告書では同級生による複数のいじめを認めたが、生徒の転落死が自殺かどうかや、いじめとの因果関係に関する判断は示さなかった。 男子生徒は27年からツイッターで悪口を書かれたり、頬をはたくなど暴行を受けたりしたとして、担任ら複数の教諭に相談していたが、学校側はいじめとは判断できておらず、組織的にいじめに対応する「いじめ対策委員会」は設置されなかった。
男子生徒の自宅からは同級生の名前と「学校でいろいろあった」と書かれた紙が見つかり、遺族が調査を求めていた。
報告書は同学年を対象とする全員アンケートで、生徒が被害を受けた可能性がある事案13件を確認し、ツイッター上の嫌がらせや一方的な暴力などの12件がいじめに当たると認定。亡くなる直前の男子生徒について、「心理的に相当な不安や負担があり、混乱状態だった」と指摘した。
いじめと転落死の関係について府教育庁の担当者は「他のプライベートな事情が関係している可能性がある」として明言を避けた。府教育庁高等学校課の中島彩子参事は記者会見で「学校にいじめへの対応、基礎的知識が欠けていた」と陳謝した。
https://www.sankei.com/affairs/news/190809/afr1908090034-n1.html
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