警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安（８、９日　単位・レベル）
ひき逃げは逃げ得く？
【治安うんちく】
　「なんで逃げるんだ！」
　４日午後、茨城県鉾田市でオートバイを運転していた男性（４０）が車にはねられ、意識不明の重体になったひき逃げ事件があったほか、同日未明には、愛知県一宮市で男性が死亡したひき逃げ事件、茨城県小美玉市では原付バイクを運転していた女性が車にはねられ、重傷を負ったひき逃げ事件などこのところ目立っている。
　ひき逃げ－残念ながらこの罪名はない。人身事故（人の死傷を伴う交通事故）の際は、道路交通法第７２条で、「必要な措置を講じることなく事故現場から逃走する行為」がひき逃げ。建造物損壊や、他人のペットを死傷させた場合は「当て逃げ」と呼ばれる。
　ひき逃げ事故は、前提として交通事故で被害者に怪我を負わせているので、過失運転致傷罪が成立し、相手が、死亡した場合は不真正不作為犯として刑法１９９条の殺人罪か同２０３条の殺人未遂罪が適用されるなど刑罰は重い。
　最近はひき逃げや当て逃げ事実を否認することが多くなっている。否認ばかりか検察による起訴率が下がっている。
　警察庁によると平成２９年に全国で発生したひき逃げ事件（人身）は４８３４件で、前年より３２件の増加。ランキングは大阪の７９３件、千葉の５３１件、東京の４７４件、埼玉の４５５件、兵庫の３２４件など。
　逃げた動機の最多は「被害者の被害程度が大したことないと思った」で７２６件。「事故を起こしたことを恐れて」が６４２件、「事故を起こしたことが半信半疑」が４９９件など。
　刑法犯認知件数が多かった平成１４年の発生は５００７件だった。動機で最も多かったのは「飲酒運転中」で１２６３件。「事故を起こしたことを恐れて」が８５０件。「無免許運転」が５５３件と続いた。
　問題は「ひき逃げ当て逃げ事実の否認」が平成１４年は９４件だったが、２９年は５０１件と約５倍に増えている。ひき逃げには過失運転致死傷や危険運転致死などがあるが、いずれも起訴率は下がっている。逃げ得を許してはならない。
　首都・東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。
　

大阪の振り込め詐欺コマーシャル

https://www.youtube.com/watch?v=0erMfQ80Jno

★»特殊詐欺グループ摘発 男４人を逮捕、３０００人分の名簿を押収 （８日）TBS
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3746553.html

★山形・酒田市の２４００万円詐欺被害、出し子を逮捕 （８日）産経
https://www.sankei.com/affairs/news/190801/afr1908010028-n1.html

★７pay詐欺疑いで逮捕　中国籍の男、岐阜県警（８日）産経
★息子装い現金２００万円詐取、詐欺グループの「受け子」逮捕（２日）ＴＢＳ
★特殊詐欺、７６歳女の受け子を逮捕（２日）ＴＢＳ
★アポ電、３カ月だ３万５千件　上半期の特殊詐欺被害１４６億円（１日）共同
★「特殊詐欺犯募集」に待った！（１日）西日本
★「ホームレス中学生」元俳優を再逮捕　窃盗詐欺疑い（３１日）産経
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★横手市の二重振り込み、１億８１１１万返金　残り１６９万円（２４日）共同
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★８４歳女性、７１００万円詐取被害　福岡（２２日）日経
★特殊詐欺グループ指示薬の暴力団組員ら逮捕（１９日）ＴＢＳ