警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(4、5日 単位・レベル)
経済政策の悪さだ
【治安うんちく】
タイから日本の福井市などに国際電話をかけて、インターネットの有料サイトで料金が未納となっているなどとだまし取っていた詐欺グループ15人の日本人が警視庁に逮捕されたかと思うと、キャンピングカーで移動しながら詐欺を働いていた35歳の男が警視庁に逮捕された。男は大阪・淀川が住所で、高速自動車道を利用して埼玉県東松山市の関越自動車道の高坂サービスエリアなどに止めキャンピングカーから電話をしていた。その他道の駅などから同様の手口で詐欺を働いていた14人も逮捕されている。
これでは、アジト対策をしても大きな効果がないわけだが、それでも摘発以外に手立てはないのが現状だ。
振り込め詐欺など特殊詐欺はまさに平成時代の犯罪だった。
令和元年の警察白書によれば、平成30年の全国における検挙者数は2686人で過去10年間で最も多かった。
平成21年からの推移をみると同年の検挙者は955人だったが、24年に1523人となり27年には2000人を突破して2506人が検挙された。そして30年はさらに増えて平成最大の検挙者だった。
警察庁によると令和元年6月現在の特殊詐欺の詳細を見るとオレオレ詐欺や架空請求詐欺などが減少しているが還付金詐欺だけは増えている。
オレオレ詐欺の認知件数は3570件で前年同期に比べて991件も減少した。架空請求詐欺は1722件で同-739件、融資保証金詐欺も138件で同-80件、ギャンブル必勝法は20件で同-15件。異性との交際あっせん名目は1件で同-34件。
このように全体的に減少しているが、還付金詐欺は1157件で同307件の増加だ。
被害者を年齢別でみると特殊詐欺では23.9%が男性で、このうち14.5%が70歳以上の高齢者。女性は76.1%で70歳以上の高齢者はなんと59.6%を占めている。
平成の犯罪-犯人たちの騙しのテクニックもあるが、被害の多い高齢者が支払ってしまうのは「タンス預金」。預金しても金利が安く、身体的な問題もあり現金を引き出しに行く手間暇からすればタンスにしまっておいたほうが楽だ。つまり、〝諸悪の根源〟は金利の安さにある。行政が悪いのだ。
首都・東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
大阪の振り込め詐欺コマーシャル
https://www.youtube.com/watch?v=0erMfQ80Jno
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